飲食店店長をやってみたいけど不安な人は多いと思います。理由は様々だと思いますが、その不安を一つずつ解消していこうと思います
あなたが記事を読むとどうなるのか
- 飲食店店長をやるのに年齢が関係ないとわかる。
- 人間関係、信頼構築の基礎がわかる
- 結果人不足知らずの店になる
その根拠
- 19歳から店長経験
- 20年間の飲食店店長・エリアマネージャーの経験がある
- 会社で自己啓発の活動を毎月行っている
- 年収800万円以上稼いでいる
- 年間売上1億円以上の店舗で人員不足で困らないスケジュール作成に安定的に成功
- 時間帯別売上昼部門日本一を獲得
- 売上全国1000店舗以上ある中で常にトップ10以内
上記は私が歩んできた飲食店経験での実績です。その経験を元にどうやったら良い結果が得られるかを解説させていただきます。
飲食店店長を行う上での心得
「 年齢は関係ない 」
店長をやるのに年齢は関係ありません。
理由は店長をやるために一番必要なのは技術的なことではなく、人間性だからです。
具体例としてはまず、私自身19歳から店長をやっていました。
初めは確かに大変でした。何が大変かというと、そもそも私自身が人にあまり関心がありませんでした。他人と会話をするのもめんどくさく、自分から会話することはほとんどありませんでした。そんな人間でも日本一の店舗を作ることができます。必要なのは年齢ではなく失敗から学び、立ち上がる強さと、その先にある成功をイメージし、それを達成するための目標を明確にする事です。
年齢が高ければ社会での経験もあり、そのあたりの強さが養われているため、多少らくな面はあります。しかしほとんどの飲食店店長は20代で成長が止まっていて、仕事のスキルやプライドだけ高くなり、うまくいかないことに耐えられなくなり続けられなくなる人が多いと思います。
「 飲食店で働くことの楽しさを知る 」
そもそもなんで飲食店で働こうと思ったか、そこを考え、仕事の動機を明確にしましょう
何に取り組むのも楽しんで取り組んだ方が圧倒的に成長スピードも早いですし、結果も出やすく、結果が出ればモチベーションアップにもつながります
ではどうやったら楽しく働けるか。これは簡単です。答えは目標を持つ事です。「えっ?それだけ?」という声が聞こえて来そうですが、これが出来ている人はほとんどいません。逆に聞かせていただくと、なぜあなたは飲食店で働く事を選び、そしてどうしてその店舗で働いているのでしょうか。全ては自身で選んだ道です。自分で動機をしっかり持つ必要があります。自分の人生は自分で決める責任があります。飲食店勤務はブラック企業が多く、世間ではあまり良い印象がないのは、経営者の問題もありますが、その店で働く店長一人一人が作り上げて来たものだと思っています。その店長達が辛そうに働いているから、そんな人の周りには人が集まってくるはずもありません。
飲食店は「働く仲間」「お客様」を中心に多くの人と触れ合うことができ、感謝し、感謝され、その人たちの為に努力して、その人たちが目の前で喜んでくれたり、成長する姿を見る事ができる、とても素晴らしい仕事だと思います。学生さんが多くいるので、ある種学校で生徒を育て卒業を見送る感覚に似ていると思います。パートさんは地域に根付いた宝のような存在です。どれだけ楽しめるかを自分で全て決められるのが店長です
「 最終的にどうなるかイメージする 」
自分の将来設計、そして今の店舗を半年後、1年後どうしていきたいかをイメージしていきましょう
目標が明確でないと、ちょっとした困難にぶつかった時に挫折しやすいです。目標が明確であれば、困難が訪れても前向きに受けとめ進むことが出来ます
具体例:私自身が20年間飲食店で勤めてきて、将来自分がどうなりたいか、そしてそのために今の店舗をどんなレベルにしたいかをイメージ出来ている人はほとんどいませんでした。確率でいうと30人に1人くらいしか持てていないと思います。
目標がないと、日々の業務に追われてそのまま1日が終わります。ベテランになれば作業はほとんど頭を使わなくても出来ますから、ある意味手を抜くことが出来ます。
「目標を持つ事」これが出来れば全ての問題が解決するくらい重要です。目標をしっかり持った状態で日々仕事に取り組むことでモチベーションアップにもつながります。
信頼関係の築き方
「 キャストさんに関心を持つ 」
キャストさんに関心を持つ事で人不足は解消します
存在承認はその人にとって幸せな事だからです。人は、自分の事を誰かに認められたり、信頼され、任せられる事がとても嬉しいと思える本質を持っています。
例えば「誕生日おめでとう」と言われて不機嫌になる人はいないと思います。入社してその店舗のみんなに「おめでとう」と言われれば、嬉しいと思います。仕事で成長した時に認められて「よくできるようになったね」と言われたり「以前より笑顔が素敵になったね」など学校や家ではなかなか言われない事を言ってあげられます。あとはパートさんであればお子様の行事の話や学生さんではサークル、将来何を目指してるか、趣味は何かなど、関心を持てば持つほど、その店長は信頼されると思います。逆の立場になりイメージするとわかりますね
「 役割を明確に与える 」
役割を明確に与える事で不安や迷いが減る
やる事が明確になっていれば何をしたらいいかという迷いが消え、パフォーマンスは自然と上がります。役割が明確でないと、最悪「私ってこの職場に必要のない存在かも」という思いに繋がってしまいます。
これはパート、アルバイトさんだけの話ではなく、社員、店長も含めたアンケート調査の「飲食店を 辞めたい理由」の中で
「自身の役割が明確になっていない」
「2人の上司から違う事を指示される」という内容があります
まずキャストさんは役割が明確になっていないと不安です。「あなたにはこれを期待したいです」と具体的に伝えてあげることにより、ここに自分の居場所がある、と感じることが出来ます。その日にやって欲しいことはもちろんですが、長期的に「来月までに〜」ができるようになって欲しいなど人としての成長も含めた期待をしてあげることがとても有効的です。
「 目指す目標を共有する 」
店長が目指すこと、やりたいことを明確にしましょう
目指す目標を持っている人に人はついて行きます
ただ毎日を淡々と過ごしているより、目標を持って努力している人に周りの人は力を貸してくれます。そしてその努力を楽しんでやることです。逆の立場になるとわかると思いますが、上司がやる気なさそうに努力もせず、周りのキャストさんに関心も持たずに仕事をしているより、目標を持って明るく仕事をしている方が、「この人の力になりたい」と思えると思います。目指す目標を持っていれば、やるべきことも明確になり、周りにも具体的にやることを期待し、指示も出せると思います。
最後に
飲食店に関する情報は「ブラックが多い」「大変そう」「拘束時間が長そう」など世間では良くない情報が満映しています。確かにそういう会社は多いと思います。
私の意見としては、そもそも「なんで飲食店で働こうと思ったの?」という質問に答えられる人が少ないと思います。自分の人生を自分で選択しておらず、うまくいかないことを環境のせいにする人が多いと思います。
人生は自分で選択する責任があります。そして「こういう人生にしたい」と思い、描いた通りの人生になります。
飲食店店長になりたい、もしくはやってみたいと思う人は是非チャレンジして欲しいと思います。